2011.12.02 Friday
土木学会誌の表紙で岡田さんがパラディアン ブリッジを紹介されているのをみて懐かしく思い出した、パラディオのデザインによる橋。パラディオ(Andrea Palladio 1508-1580)は、むかし建築の歴史で勉強した「建築四書」を書いた人ですね。
パラディオがデザインしたと言っても、この橋が造られたのは1755年で、パラディオはとっくの昔に死んでいます。また、パラディオはイタリアで活躍した建築家ですが、この橋はイギリスのバースにあります。
Prior Park という広大な風景式庭園の中の池に架けられた橋なのです。パラディオが遺した橋のデザインがずいぶん後になってからイギリスで実現したということらしいです。庭園の設計は詩人のAlexander Popeと、ランドスケープアーキテクトのLancelot "Capability" Brown。昔は詩人が庭園の設計の係わっていたんですね。ちなみにこのAlexander Popeは、ダ・ヴィンチ・コードにでてくるニュートンの墓碑銘を書いた、あの人です。へぇぇ
今は、この庭園はナショナルトラストによって管理されています。
同じPalladian Bridge は、Stowe House と、Wilton House にもあります。
岡田さんの解説では、18世紀の落書きもあるらしいんですが、これは1879ですね(^^;)
橋の真下に堰があって、池の水面の高さが違うんです。なにか理由があったんでしょうねぇ。
また行ってみたいです(^^)
位置:どのぐらい広大か、わかりますねぇ(^^)
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Category:イギリス