景観デザインを目指せ

重山陽一郎の個人ブログ blog.enviro-studio.net
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石手川橋梁
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伊予鉄道の石手川橋梁を見てきました。明治25年頃に建設された練鉄製のトラス橋で、原位置にある鉄道用トラス橋で、今も現役のものとしては(条件多いな(^^;))日本で最古のものだそうです。
 
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鉄道橋なんですが、片側には歩道あります。反対側に見えるコンクリートのスラブは、駅のプラットホームです。どちらも後から追加されたものだと思います。

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橋のすぐ横に駅があって....

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橋の上までホームが伸びています。

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プラットホームは、トラスの上弦材と下弦材の中間の高さにあるので....

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西側から見ると、まるで中路橋のように見えます(^^)

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ピン結合のトラス橋です。「歴史的鋼橋集覧」によると、Patent Shaft & Axletree Co.Ld. の製作。イギリスから輸入したんですね。当時の鉄道橋の多くがイギリスからの輸入品です。

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桁下から見ると、こんな感じです。横桁は中央部の桁高がわずかに高くなっています。

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昔のトラス橋は、部材の組み合わせがよく考えられていて、面白いです。

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橋脚、橋台は煉瓦です。中身はコンクリートなのか、全て煉瓦なのかよくわかりませんでした。

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昔は穴があいていたんでしょうね。

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トラスがイギリス製なので、煉瓦もイギリス積み。

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ただ、曲面の部分も長手方向の煉瓦が使われています。そんなのあり?

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よーく見たら、煉瓦が曲面なんです! 定規を持っていなかったのでiPadを当ててみました。橋脚の形に合わせて煉瓦を焼いたんでしょうか。スゴイ!!

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橋台の横、土手にすりつく部分は石積みです。

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北側の橋台は頂部もコブ出し仕上げの石材で仕上げられていました。

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南側はディテールが異なります。

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側径間は、枕木を支える縦桁が2本あるだけで、それが橋脚にのる部分だけがコブ出しの石材。その他は頂部がコンクリートですが、かつてはここも石材だったのかもしれません。歩道や駅ホームが追加されたときにコンクリートになったのかもしれません。

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この橋は、川の軸線に直交していなくて、少し斜めなんですが、橋台・橋脚は川に構わずに、橋軸に直交です(^^;)

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北側の支承は橋台に固定されていました。ピン結合のトラス橋なのに、支承は剛結って、そ、そんなのあり? よく見ると、6角ナットが見えるので、改修されたものなんでしょうね。
南側の橋脚の支承は、熱膨張を吸収する可動支承なのかもしれませんが、よく見えませんでした(^^;)

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選奨土木遺産に選定されています。しかし、思い切った固定方法ですね。ここだけ見るとギョッとするんですが、橋全体が改修に改修を重ねてある感じなので、あまり違和感ないです(^^;)

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川沿いは公園になっていて気持ちがいいです。これからもずっと現役で使ってほしいですね(^^)


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Category:愛媛県
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